平成26年6月18日(水)

 

塩山高校 女子ソフトボール部

 

         インターハイ出場!

 

 

 

 

インターハイ出場を決めた塩山高校・女子ソフトボール部を訪問。

 

部員18名(3年8名・2年7名・1年3名)

約半数は甲州市塩山在住者。その他、甲府、大月、笛吹市境川、南アルプス市旧若草から通っている。

 

通算5度目、小澤一仁監督にとっては就任8年目で初めての出場となった。

 

走攻守バランスの良さとチームワークの良さが特徴。

 

 

県予選決勝(6/15)では、山梨学院高に3-1で勝利。

山梨学院高は平成24年度全国高校選抜大会準優勝の強豪。今年の春季大会

、県総体も優勝している。

 

現チームになってから山梨学院高とは、3度決勝で対決し何れも敗戦。

 

新人戦:0-10(4回コールド)

春季大会:1-4

県総体:0-1

 

4度目の対決、大舞台で宿敵を倒した。

 

小澤監督

「結局は普段自分たちがやってきたことをやるしかない。相手が色々な策を投じてきても、自分たちのスタイルを貫いた」

 

「新人戦のボロ負けで始まったが、徐々に点差を詰めることが出来てきた。当初は相手の大応援団にも圧倒されて浮足立っていたが、回数を重ねた結果、冷静に対応出来た」

 

「毎イニング伝えたのは、逆境・ピンチは大いに結構だ。点は早めに取られた方がいい」現に1点を先制されピンチも多かったが、監督のこの言葉で冷静になり、逆転で粘り勝った。

 

練習は平日午後4時~午後7時。この日は来週開催の学園祭準備のため、午後5時からのスタート。

 

まずは基礎練習を1時間30分、みっちりと。

 

アップ~キャッチボール~捕球・送球~カットプレイ

 

ラン・ダウンプレイ(挟殺プレイ)

 

ソフトボールは野球に比べ、べース間が短いのでランナーがセーフになる確率が高い。ランナー練習でもある。

 

外野・内野ノック練習

最後はランナーを付けての実践練習。

 

様々な状況を想定して約3時間、密度の高い練習をこなした。

 

印象深いのは、絶え間なく響く掛け声。

小澤監督「‟声”は重視している。ボールは決して一人で追うわけではない。全ては連動している」

 

 

ピッチング練習。

 

中村理沙子投手(2年・塩山中出身)

古屋英恵投手(3年・塩山中出身)

 

県予選は古屋投手と中村投手で投げきった。

 

ミットに‟ピシッ、ピシッ”と決まる。

球速は約80~85km(関東大会レベルで約90kmだと言う)

 

 

 

チームのテーマは、年の初めに監督が決める。

 

ミーティングルーム、用具置場、観客席など、その殆どが保護者を中心に地域の方々の手づくり。

 

グラウンドも女子ソフトボール部専用。公立高校では全国的にも珍しいそうだ。

 

この地域は昔からソフトボールや野球が盛んだと言う。

地域が学校を支えている。

 

 

室内練習場跡(幅約5m×奥行き約30m)

 

手づくりのビニールハウス製だったが、今年2月の大雪で倒壊。

 

小澤監督「雪の一週間前にビニールの張替えや骨組の補強をしたばかりだった。残念だが、無いなら無いなりに練習すれば良い。ソフトボールは屋外スポーツだから」

 

 

練習後のミーティング。

 

「練習中に他の選手のプレーを良く見なさい。‟自分には関係ない”ではダメ。まずは関心を持ち、次に自分の事を考えなさい」

 

「試合中のチャンスは2回のみ。この2回で点を取らないと勝てない。1回目で取らないと2回目では取れない。県予選で学院高に勝てたのは、2回のチャンスに取れたから」

 

「あとは粘って粘って守りきること」

 

 

シンプルで分かりやすい。

キャプテン・金子玲菜選手(3年・キャッチャー・塩山北中出身)

 

インターハイの目標は日本一。

「ピンチは沢山ある。凌いで少ないチャンスをものにしたい」

 

「キャッチャーは、皆から常に見られているポジション。決して下を向かず、前向きな姿勢を見せ続けたい」

 

夢は医療関係の仕事をすること。

「笑顔で患者さんを元気にしたい」

 

 

副キャプテン・篠原菜月選手(3年・ショート・浅川中出身)

 

インターハイの目標は日本一。

「今まで以上に一体感を持って臨みたい」

 

夢は学校の先生。

「人前で話すのが好き。ソフトボール部の監督をしたい」

 

平成26年6月14日(土)

 

サッカー インターハイ県予選

 

 

 サッカーのインターハイ県予選が行われている。

 

サッカーは平成26年度インターハイ山梨開催種目で、8月2日~8日まで9会場で開催。県内からは予選上位2校が出場する。

 

この日は3回戦 韮崎高 vs 都留高の試合(韮崎市・穂坂グリーンフィールド)を訪問した。

 

県総体覇者・韮崎高と県総体で強豪・帝京三高を苦しめた都留高。

好試合が予想された。

 

 

 

前半序盤、堅守速攻・都留高の川村健太選手(2年・西桂中出身)と小俣翔悟選手(3年・島田中出身)のミドルシュートで2点リード。

 

ボールポゼッションでは上回る韮崎高だが、なかなかシュートまで結びつかない苦しい展開。

 

 

後半10分過ぎから徐々に運動量が増え、攻撃に厚みが増した韮崎高。

 

佐野誠二郎(2年・田富中出身)が混戦から押し込み1点を返す。

その直後PKを獲得し、保坂奏輝選手(2年・韮崎東中出身)がゴール右隅に丁寧に決め同点。

 

 

 

劣勢に追い込まれた都留高だが、粘り強く守り、速攻からPKを獲得!

 

キャプテン・志村亮祐選手(3年・都留第一中出身)が豪快に決め、3-2。

 

志村選手の冷静なパスさばきとスルーパスは韮崎を苦しめる。

 

絶対に負けられない総体チャンピオン・韮崎高は後半残り10分、左45度から山主康介選手(3年・韮崎西中出身)がゴール右上にループシュート。

鮮やかな同点ゴール。

焦らず右足で狙いすました技巧的な得点であった。

 


結局両者譲らず、延長戦も戦い3-3で終了。PK戦に突入。

 

 

 

PK戦 韮崎高4-3都留高。

 

都留高が3人目・5人目を外したのに対し、韮崎高は4人が確実に決めた。

 

 

運動量と精神力で辛くも逃げ切った‟百折不撓”韮崎高。

粘りと速攻で王者を追い詰めた都留高。

 

公立校同士の好試合であった。

 

都留高応援席。

堂々と戦った選手たちを労った。

 

試合後の都留高キャプテン・志村選手。

 

「県総体で帝京三高に延長で敗れた。同じ失敗をして悔しい。チーム全体の足が止まってしまった。冬の選手権に向け、体力の向上とチームの一体感に磨きをかけたい」

 

 

3点目を挙げた山主選手。

 

「初戦で固くなった。‟絶対に勝てる”と信じて最後まで戦った。一戦必勝で優勝する」

 

 

韮崎高・今村優貴監督「0-2の状況にしたのは失格。しかしその状況から心が折れず勝ったのは合格。こんな苦しい経験をしたのだから次に繋がるはず」

 

大会は山梨中銀スタジアムで6月21日(土)準決勝、22日(日)決勝が行われる。

 

 

 

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