平成26年7月13日(日)

 

サッカー 山梨県社会人リーグ

世界中が熱狂したブラジルワールドカップ。サッカー最高峰の大会である。

 

世界のサッカー人口は約2億4000万人(FIFA)と言われているが、その中でワールドカップに出場できる選手は、ほんの一握り。

そのほかは、プロ、セミプロ、社会人、学生などそれぞれのカテゴリーで、トップを目指すもの、趣味として楽しむもの、生涯スポーツとして取り組むもの、と様々だ。

 

山梨県にはプロチーム・ヴァンフォーレ甲府があるが、アマチュアとしてサッカーに関わる選手・コーチも数多い。

 

県社会人リーグは6カテゴリーに分かれ、

スーパーリーグ 5チーム

1部リーグ 8チーム

2部Aリーグ 9チーム

2部Bリーグ 9チーム

3部Aリーグ 7チーム

3部Bリーグ 6チーム

 

それぞれ春から秋にかけて県内各地でリーグ戦が行われている。

 

甲府市・山梨学院富士見サッカー場では、県社会人1部リーグ第4節 FC千塚と双葉クラブの試合が行われていた。

1989年創設・FC千塚の皆さん。最年少19歳~最年長43歳まで県内各地から30名が所属。甲斐市中心に週2回(火・土の夜)練習をしている。

 

FC千塚=‟フットボールクラブ”千塚ではなく、‟ファミリークラブ”千塚の略。初代監督が命名した。

社会人である以上、仕事は第一。しかしその次には必ずサッカーを優先させる。家族や恋人、レジャーよりサッカー。

「遊ぶならサッカーの仲間と遊べ」初代監督が描いた家族のようなチーム。

普段のコミュニケーションから生み出されるチームプレーが強みだ。

 

キャプテン・杉原庸市選手(DF・29歳)

ヴァンフォーレ甲府ユース・ジュニアユース出身。サイドバック・センターバック・守備的MFをこなす守備のユーティリティプレーヤー。的確なカバーリングと正確なフィードが特徴。後方から大きな声でチームを鼓舞していた。

 

ユニフォームにはスポンサーが!! 県社会人リーグでは珍しいと言う。

 

📷フォト・シュート!!

試合は11-0でFC千塚の圧勝。

シュートの正確性、決定力の高さが際立った。

 

あれっ、懐かしい顔が!

 

1994年~2001年、ヴァンフォーレ甲府で主に右サイドバックとして活躍した、石原大助選手。甲斐市役所勤務、公務員Jリーガーでもあった。

 

ヴァンフォーレ甲府引退後に「体力が続くまでサッカーをしたい」と同クラブに入部。在籍12年になる。

 

この日はトップ下。43歳になった現在でも豊富な運動量と堅実且つしなやかなプレーでチームの中心として活躍していた。

 

 

こんな場面に出会うのも、社会人リーグの楽しみのひとつ。

 

野村昌宏監督(40歳)

 

「目の前の試合をしっかり戦う。優勝させたい」

 

「社会人として様々な制約がある中で、サッカーを楽しみつつ上位を目指す」

 

平成26年7月7日(七夕・月)

 

快挙!ホッケー女子・山梨クラブ 全国へ!

2014年度 全日本社会人ホッケー選手権大会(7/18~7/23、和歌山県)

 

関東ブロック大会、埼玉代表をSO戦(シュート・アウト)の末 下し、全国・和歌山行きを決めた。現行の予選システムになって以来、女子山梨県勢では初の偉業。

※SO戦とは、サッカーのPK戦に似て、選抜5人がキーパーと1対1でゴールを狙う決定戦。

 

練習は週2回。企業チームではない(ママさん、主婦、家事手伝い、OL、

学生)ので、1回の練習で、参加できるのは、せいぜい5名程度。

 

山梨クラブ、総勢17名。様々なハンデを乗り越えて、全国に行く。

 

七夕の日、夜8時からの練習にオジャマした。

 

白根中央公園の”砂入り人工芝”練習場、通称「スパーク」にて。

 

スティック・ガール集合。本戦を控え、この日は7名の参加。

 

男子・白根クラブの協力で、ミニ・ゲーム中心の実践練習。

 

夜10時過ぎまで精力的にボールを追う。

 

激しい当たり、終始大きな声出し。

 

年齢、環境、ホッケー経歴の違う17名。

 

一つのゴールを目指して、集う。

手塚果歩里(かほりちゃん・GK・19才・山梨学院大2年/巨摩高出身)

 

将来は、ホッケーの審判を目指している。

現在、C級ライセンスを持つ。山梨インターハイのジャッジで活躍するかも。

 

白根東小5年でホッケーに出会う。お年頃、腕のアザをちょっと気にする。

 

「全国では、初戦の宮城に勝ち、南都銀行と戦ってみたい!」

 

なんとも、頼もしい。

 

 

 

 

 

 

三澤美香選手(旧姓 飯村・監督兼MF・28才/白根飯野小~巨摩中~巨摩高~山梨学院大~SONY HC、2012シーズン終了後引退)

 

巨摩高時代、U18ユース日本代表。

山学時代、U21日本代表~フル代表へ。

 

引退後、結婚。

現在、母校・巨摩高女子ホッケー部のコーチ。インターハイを戦う。

 

怪我と故障の連続。それでも続ける。

趣味は、読書とショッピング。勝負めし、ズバリ赤飯。

 

絶対的エースとして存在する。

 

 

中込梢(DF・36才・家事手伝い/白根東小~巨摩中~巨摩高~天理大)

 

天理大時代のオーストラリア遠征。

70才くらいでホッケーを楽しむ人々を見て、怪我をせず、出来るだけ長くホッケーを!・・・と、志す。

 

帰郷後、NPO勤務を経て、今に至る。

 

「ホッケーが趣味」

 

天理時代、前歯2本をホッケーに捧げた、チームの重鎮。

 

 

 

中込夏未(DF・22才・山梨中央銀行勤務/白根東小5年でホッケー~巨摩中~巨摩高~山梨学院大)

 

学院時代、4年間のホッケー寮生活。OL1年生。

 

入行以来、平日は仕事で疲れてしまって、練習もままならない。

土曜・日曜は出来るだけ参加している。

 

「仲間と同じ目標に向かって、みんなで楽しくプレーできるのが魅力です」

 

「旅行を趣味にしたい」

 

仕事もホッケーも一生懸命な、社会人1年生。

小野真実(旧姓 河西・MF・33才・主婦/白根飯野小6年でホッケー~巨摩中~巨摩高~山梨学院大~グラクソ・スミスクライン)

 

5才の娘・4才の長男そして10ヶ月の女の赤ちゃんのママ。

 

ホッケーを通じて知り合ったご主人。よき理解者との事。

 

土・日は、子供同伴で練習参加。

 

「和歌山には家族旅行がてら・・・頑張ります」

 

「ホッケーを見て下さい。絶対オモシロイ。普及させたい」

 

煮込み料理が得意な、ホッケーママ。

深澤知美(FW・27才・山梨信用金庫勤務/白根源小~御勅使中~巨摩高~駿河台大)

 

巨摩高ホッケー部から駿河台大への第1号。

 

高校時代に、やはり、前2本を失う。

今も、土・日には母校の後輩を指導する。

 

ホッケーは、競技人口が少ない。だから、他県の競技者と、すぐ仲良くなる。

 

「このチームは、和気あいあい。年齢も関係無く、ダメはダメと言える。ギスギスしていない。だから、勝てた!」

 

たまには、ノミニケーション(飲み会)もあるそう。

中嶋梨沙(主将・DF・28才・YBS T&L勤務/白根源小~御勅使中~巨摩高~山梨学院大)

 

ツアー・コンダクターで普段は”旅人”

 

山梨クラブを導くコンシェルジェ。キャプテンである。

 

施設の利用者会議に臨み場所どり、ラインで告知。県ホッケー協会との折衝も。クラブの、良き環境作りに余念がない。

 

主将4年目。

「今年は、もう一度、チームを作り直して、来年に繋ぐ1年にしようと目標を建てた。そんな矢先、勝ってしまった」

 

「厳しい現実と直面した。予算面そして選手の日程問題」

 

でも、みんなで前を向く。好きな、ホッケーのため。

そして、山梨のために…!

 

 

 

フォト・受け渡し 📷 📷 📷 📷 📷 📷 📷

全国大会初戦は、7月20日(日)午前10時30分。

 

宮城クラブと戦う。

 

和歌山県 紀美野町総合グラウンドに行ってみたい。

 

 

平成26年7月5日(土)

 

第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 

 

速報! 1回戦 山梨学院高校0-2明治大学

 

天皇杯サッカーの1回戦、山梨学院高校(山梨県代表)と明治大学(東京都代表)の試合が山梨中銀スタジアム(13:00キックオフ)で行われ、2-0で明治大が勝利した。

 

チャレンジャー山梨学院高と総合力で勝る明治大の対戦。

明治大は、球際の強さとコンパクトなサッカーで終始試合をリード。

対する山梨学院高も両サイドの突破力を武器に何度か決定的な場面を作った。

 

試合は前半41分に明治大がPKを獲得。これを矢島選手が冷静に決め1-0。後半立ち上がり8分、右サイドからのクロスを和泉選手がヘディングシュートを決め2-0とした。

 

明治大は2回戦(12日)、山梨中銀スタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦する。

 

惜しくも敗れた山梨学院高。球際で劣ったこと、決定力不足の課題は残ったが、決して組織は崩されてはいなかった。約1ヶ月後はインターハイだ。今日の課題を克服し、連戦を勝ち抜く体力と気力を向上させ、優勝目指し頑張ってほしい。

 

 

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